Monday, May 13, 2013

国語力不足

沖縄県教育委員会が全国学力テスト(H24)の結果をまとめたものがある.その資料にあるグラフはなかなか衝撃的である.

次のグラフは国語のテストスコアの都道府県分布を表している.
小学校のテストスコア. 出典: 沖縄県教育委員会.
 赤い線が全国平均を表す.たとえば右上の象限に入っていれば,その都道府県の小学生は国語2科目とも全国平均より高い得点を記録した,という意味である.

沖縄県は,左下の象限にある黒い星印(★)である.小学生の段階から国語力が不十分であることが見て取れる.ほんの数点の差とはいえ,ぶっちぎりで最下位に見える.


そして中学生になると全国からさらに引き離されることになる.
中学校のテストスコア. 出典: 沖縄県教育委員会.
★のすぐ右肩に一つ点があるのを除けば,ほとんど別の国にも見える.単に方言がきつい地域であるということだけではこの悲惨な状況は説明できないはずだ.できる子供ほど県外に出て行っている,という効果はあるだろうけど定量的に重要なのかは疑問.

 もちろん国語以外の科目も同様に悲惨な状況である.もし私に子供ができても,沖縄で義務教育を受けさせたいとは思えないよね.


感覚的には,沖縄人はテストで測りきれないnon cognitive skillsもいまいちだ.ボトルネックは結局どこにあるんだろうか.

No comments:

Post a Comment