Saturday, June 8, 2013

志願者数

本学の入試動向について,一般公開されている情報を眺めてみた.
所属学部の志願者数(青)と入学者数(オレンジ). 出典: 所属大学の公式ウェブサイト, 沖縄県「学校基本調査」
沖縄全体で高校生(黒線, 右軸)が減少している状況において,本学は学生の確保になんとか成功しているように見える.
(2013/7/11, 追記: グラフ中の黒い系列は「高校3年生数」ではなく「高校生数」の誤り.3年生は高校生数のおよそ1/3.おおまかなトレンドは高校生数と共通しているのでご勘弁を…)

 では,志願者数はどうやって決まるのだろうか?試しに沖縄県の20-24歳の完全失業率(ピンク線, 右軸)をプロットしてみた.
失業率と志願者数の相関係数は0.64. 出典: 沖縄県「労働力調査」
このグラフだけ見ると,これや!,と思ってしまいそうになるが,本当のところどうなのかはまだよくわからない.労働市場の短期的な変動だけでなく,家庭のfinancialな面での制約や,先輩からの噂,高技能労働者への需要なども重要であるはずだ.


話は少しそれるが,隣の台湾では大学進学率はここ15年で,少なくとも数字上は,劇的に向上している.(70%もあれば世界トップレベルでは?)
出典: Statistics from Statistical Bureau, Taiwan. "Social Indicators 2011."
現在沖縄の大学等進学率は低い(36.2%)が,まだまだ上昇する余地があるはず…という淡い期待はある.

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