Tuesday, January 21, 2014

現代の世界

他学部のオムニバス講義に駆り出された.Gilboa and SchmeidlerやWeitzmanの議論を踏まえながら,期待効用のリーチとリミットについて簡単なレクチャーを行った(確率リテラシーがない人にとって簡単だったかは関知しない).未読だが,小島寛之(2013)『数学的決断の技術: やさしい確率で「たった一つ」の正解を導く方法 』朝日新聞出版, も似たような話を平易に解説しているようなので,私の説明不足だった分を補完するのに役立ててほしい.

Cンター試験監督含め,参加制約が満たされてない仕事が多くなってきた.(試験監督はある種のlump-sum taxだと観念している.課税対象集合に疑義はあるが.)
専門外のことを勉強してそれなりに得るものはあったが,研究で使えるほどではないし,何より専門家としての良心に悖る.アウトリーチ活動(と呼べるかどうか定かでないが)に十分大きな正の外部性があり,私がもっと利他的な選好を持ち合わせていればいいのに.

期末試験の採点さえ終われば今年度も終わり.春休みにはワークショップを開催するなど,健全な研究生活に戻りたい.(WS報告者募集中.今のところ旅費や謝金は出せません.)(主催するよりも余所で報告できる論文を作るほうが先決というツッコミは勘弁してください.)

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