Thursday, July 24, 2014

経済政策I, 第15回, 2014

期末試験お疲れさまでした.いよいよ夏休みです,有意義に過ごして下さい.
  • 71人受験,平均79.75, 中央値82.5, 標準偏差25.36. 
  • 中間試験が難しかった分だけ易化した.文句なしの満点が2人,33人は90点以上である.
  • 得点分布は以下のように,90点以上の層がとても厚い.練習問題を解いたかどうかで大きく分かれたのだろうか.
  • GPAと出席数以外に,期末の成績に影響しそうな変数は見当たらない.
  • 中間試験や出席状況も加味した最終的な成績評価は以下の通り.Sが24人,Aが12人と,期末試験を受けた学生の約半分はA以上の予定.期末試験を受けたがあえなくFとなるのは13人(そもそも出席数が足りてない,中間試験未受験,なども含む).
  • 最終的な成績も,GPAと出席数以外に有意な関係を持つ変数は見当たらない.
  • 試験問題にも出題した通りの理由で,追試や救済は行わない.

間違いの多かった問題の略説: (追記: 役目を終えたので削除しました.)

講義全体を通じての反省:
  • 試験的に昨年度と内容を大きく入れ替えたこともあり,次年度以降に向けて反省すべきところや自分の力不足を痛感するところも多かった.
    • 先のことまで考えろ,と教えたわりに,カバーしきれないほど盛りだくさんなレジュメを作成してしまった.もっと内容を取捨選択できたはず.
    • 中間試験のタイミングが悪かった.講義の進行に無駄が生じたし,履修取り消しが間に合わなかった学生も多かったかもしれない.
  • 自分の研究能力向上に役立つことを期待していたが,当てが外れたかもしれない.下手に欲を出さないことだ.
  • 個人的には国際経済学Iよりもこの講義のほうが学び甲斐があるし数学的な要求も緩やかだと思うのだが,受講者からするとどうなのか気になる.
  • この講義に限ったことではないが,もっと平易な言葉でゆっくり語れるようにトークを洗練させたい.学生のボキャブラリという羈絆に精神を消磨している.(我ながらこういう衒学的なスタイルから脱せないことに忸怩たる思いがある.)


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