Saturday, February 1, 2014

国際経済学II, 第15回


すっかり暖かくなってきましたね.

講義内容:

  • 最適通貨圏
    • 景気の動きが地域間で似通っているか,違っていても所得移転などでそれを均すことができるような場合,共通の為替レートにするデメリットは小さい.そうでない場合は独自通貨を持つのもありかも.
    • 通貨の選択は,国際的な所得分配の問題と直結するので,政治的な要因を考慮するのも大切.
  • 全体のまとめ
    • 国際収支表,為替レートを巡る理論と実際,為替と景気循環,など国際金融論の主要なトピックスを概観した.お金のクロスボーダーな動きを捉えるきっかけを身につけることはできたはず.
    • 今週は,アルゼンチンなどいくつかの新興国でマーケット混乱中(たまたまVIXを買ってたので助かった…).本講義では十分にカバーできなかったが,通貨危機のメカニズム解明と危機回避のための金融アーキテクチャ設計は国際金融の重要課題.
    • よりアドバンストな内容に関心がある場合,中級マクロ(マンキューやジョーンズなど)を理解した上でクルーグマン・オブストフェルド(・メリッツ)に挑むとよい.マクロや金融の基礎知識がないと,国際マクロの問題意識や分析手法をなかなか理解しにくいと思う.
      • ただし,本学のカリキュラムに沿って勉強するだけでは,中級マクロまでたどり着くのは難しいかもしれない.このあたりまで行くと面白くいし使えるようにもなるとは思うんだけど.(Bewley model以降はもっと面白いよ!)
    • 半年間(前期から履修していた方は一年間)ありがとうございました.

期末試験お疲れさまでした.授業評価アンケートへのご協力も感謝いたします.以下テストの講評・解説などを.
結果:

  • 受験者数30人.
  • 平均点67.9, 中央値70.0, 標準偏差15.1.
  • 得点分布は以下の通り.中間試験よりも難しかった模様.
  • 最終的な成績でA以上は16人いた.GPA高めな人は本講義でもしっかり好成績を収めている模様(当たり前の成績評価をしているだけなので).
    • 期末がボロボロでも中間でそこそこ取れていたので助かった,という人も多い.ご安心を.
  • いつものように採点・成績は公平に機械的に処理しています.ゼミ生に限ってFばっかりなの勘弁してください…(点数以前に出席しなさい) (ゼミ生をいじめてるわけじゃないですよ)

(追記: 試験の解説はその役目を終えたため削除しました.)

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