Saturday, November 23, 2013

国際経済学II, 第8回

講義内容:
  • 為替レートの基礎知識
    • 為替レートは円の価値というより米ドル(外国通貨)の価値を表していると考えると混乱が少ないかもしれない.
      • より正確には,円で測った米ドルの相対的な価値,である.円と米ドルの交換比率,換金レート,というイメージ.
    • 「円安」「円高」などの表現は,頭ではわかってはいてもなかなか馴染みにくいものがあるかもしれない.惑わされないようにしよう.
  • 為替の予測不可能性
    • 変動が大きいだけでなく,いつどこに向かっていくか分からない.今までどう動いてきたか,という過去の流れは,将来どう動いていくかとほとんど関係がない.「波」や「流れ」が読めるとのたまうタイプのデイトレーダーは勉強不足の勘違い野郎である.
      • カオスすぎて経済学が歯が立たない,というわけではない.Engel and West (2005)のように,ある種の理論値が存在すればこそ,ランダムウォークのような振る舞いになるのかもしれない.次のレジュメでは,為替の理論を簡単に紹介する予定.
    • 外貨を持っているとそれだけ為替リスクに晒されることになる.先物取引や資産構成の調整を通じて,リスクに対処する必要がある.
次回:
  • 中間試験を予定.黒か青のボールペンで記述していただけると助かります.
参考文献:
  •  Charles Engel and Kenneth D. West (2005) Exchange Rates and Fundamentals, Journal of Political Economy 113, 485-517.

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