Wednesday, December 17, 2014

経済政策II, 第12回, 2014

体調を崩していて申し訳ありません.

講義内容
  • 乗数効果の数理と解釈
    • 需要を産み出すことで,余っている人たちに生産活動をする機会を産み出すことができる.これが乗数効果と呼ばれる好循環を生む.
      • 政府はその最初の一声を挙げる役割を果たすことが出来る.これが財政政策を積極的に評価する一つの理論的基礎になる.
      • ただし現代ではそのロジックは甘すぎてあまり通用しない.
  • 完全失業率とは
    • 定義を押さえよう.たとえば「我々が1年以内に失業する確率」(これは離職率と呼んだほうがよい)などではないので誤解しないように.また,「完全失業者」は我々が想像する失業者のイメージと食い違うところもある.
    • 労働する最低年齢を決めているのは子供の権利条約だと口が滑ったが,正しくは最低年齢条約と労働基準法.訂正&お詫び.
      • 今年のノーベル平和賞は,子供,特に女子の教育機会を訴える人が受賞した.『わたしはマララ』は未読だがよい本らしい.
      • 児童労働は,一時的にキャッシュが得られるという便益はあれど,将来の稼得能力が低下するという費用がかかる.(児童労働と競合する非技能労働者の賃金も下がるかもしれない.) アルバイトに大幅に時間を割いている・割かざるを得ない高校生・大学生を目にする機会が増えたこともあり,個人的には気になる問題である.
次回
  • 今年の本講義は今日で最後である.来週は土曜日日程である.次回は1月7日になるので間違えないように.
  • レジュメ4は半分までしかカバーしない予定.レジュメ5も近日中にアップロードするので,印刷するなどして用意してほしい.

コメントより
  • 「計算するところがとても大変だったけど少しわかりやすかった」「けっこう難しかった.次の復習で完璧にしたい」
    • 今回の講義の目的は,無理にでも背伸びをしたらどこまで見えるか,を示すことでした.現時点ですぐさま理解するのは難しいと思いますが,キャパシティ自体を伸ばすことにつながればと思います.
  • 「成人式は希望休2回しか取れなかった」
    • バイトはあまり交渉力を持たないのが普通ですね.次回講義では非正規雇用もちょっとだけ取り上げます.

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