Tuesday, December 23, 2014

学問と社会, 2014

昨年度と同じくオムニバス講義でしゃべってきた.機材トラブルで時間を大幅に削られたのが残念であった.

この講義では聴覚障害者支援のため学生ボランティアが話者の発言をリアルタイムで文字起こししていた(昨年度も).語り手としては緊張するが,ステキな取り組みだと思う.

経済学はお金の話ではない、と強調したが、ちょうど大竹先生も同様に述懐されていた: ダイヤモンド社書籍オンライン, なぜ、「経済学者」は嫌われるのか?――実は「利他的」な経済学者が伝えたい、経済学の「2つの醍醐味」

経済学に付随するお金のイメージはどこから来ているのだろうか.想像力の貧弱さとは別の原因があってしかるべきだろう.たとえば経済学は不都合なものだという信念を自他が抱くことが合理的な利益団体が一定数いて,一種のマッチ・ポンプとして経済学が進化的に発展してきた,なんてシナリオがありえるのかな.
(そういえば限定合理性から貨幣錯覚などが生じるというGabaixの論文はすごいね.)

そろそろ今年も仕事納めが近づいてきた.
年度末までは教育業務に忙殺される予感がしている.

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