Friday, June 28, 2013

国際経済学I, 第11回

講義内容:
  • 2タイプの労働者がいる経済モデルを構築 → 労働者間の利害対立が分析可能になる
    • ジェネラリスト(産業間を転職可能な労働者)
    • スペシャリスト(産業間を移動できない労働者)
  • 労働市場の均衡を図示
    • 片方の労働需要曲線を鏡映しにするのがポイント.通常のグラフだと,右方向にいけばいくほど労働需要量が多いことを意味するが,ひっくり返した場合,左方向にいけばいくほど労働需要が多くなることを意味する.
    • もう一つのポイントは,横の長さがちょうど労働供給に一致するように2つのグラフをくっつけることである.そうすると,×の交点を見れば均衡がわかるようになり便利である.
次週:
  • 続き.労働市場の動きを捉える.
  • レジュメ5も一応用意してください.
コメントより:
  • 「グラフを反転させるのは初めて.ビックリ.」
    • もう少し高度なミクロ経済学を勉強するとエッジワース・ボックスというものが登場します.これは左右だけでなく上下にもグラフを反転させることになります.
  •  「賃金と労働も均衡があるとは思わなかった.」
    • 労働市場にも需要と供給のせめぎ合いがあります.
    • 高い賃金を満喫したければ,労働供給が少なく労働需要が多い分野で働けるように情報収集&努力するとよいでしょう.
  • 「なるならスペシャリストがいいな.」
    • どういうタイプになるにせよ,そこがゴールではありません.そこで具体的に何を実現したいかを考えてみましょう.

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