Wednesday, June 26, 2013

経済政策I, 第11回

講義内容:
  • 課税の転嫁
    • 弾力性に注目する.
      • 時間の都合で触れていないが,供給曲線の形状(供給の価格弾力性)も同様に重要である.
    • 誰に課税するかというのはあくまでも表面的な話である.実際に誰が負担しているかが大事だが,それは自明なものではない.
  • 外部性
    • 外部性とは,市場の"外側"で影響し合うもののこと.
    • 少し想像を働かせれば,世の中は外部性で満ちあふれていることに気づくはず.
来週:
  • 外部性が引き起こす問題とその解決策
  • 外部性の存在があってこそ説明できる現象
コメントより:
  • 「大学の有料駐車場はなんか嫌」
    • それはごもっとも.しかしながら有料化にもメリットがあるのです.
  • 「税金は払った人に負担がいくわけでも,皆平等に負担がいくわけでもない」
    • その通り,価格弾力性の大小によって税負担の大小が決まります.
    • 消費者の場合,ちょっとでも値上げしやがったら買わないよ,というような人であれば,税負担を生産者側に押しつけることができます.
    • 反対に,生産者の場合,ちょっとでも値下げするぐらいなら売らないよ,というような企業であれば,税負担を消費者側に押しつけることができます.
  • 「もう10回目か,早いな」
    • 講義の進度はもう少し努力と工夫のやりようがあったと反省中です.(あと今回は11回目でした.)


No comments:

Post a Comment