旅の味わいはその人の教養を反映すると思う.(これは西田幾多郎かだれかが書いていたことでもあるが出典を失念してしまった.) 殊に歴史を知り古人らの結節点を知っていると感慨深い旅になる.夏休みに旅行する予定がある学生は,司馬遼太郎でもなんでもいいから現地に関する本を手にとってはいかがだろうか.(もちろん旅の楽しみ方は様々あってよいのだけれど.)
この連休は四国を周遊した.旅に備えていくつか四国関連の知識を深めたので,簡単に読書メモを残す.以下すべて青空文庫から.
載っている和歌の多くはなんだか趣味が悪いと感じた.「いとをかしかし.」に女子学生と共通するセンスを感じた.
日を追うごとに変わっていく文体に,遍路の厳しさを思う.
万葉集でも大伴家持や柿本人麻呂は技巧を弄するところがあるとは思うけれど.
この連休は四国を周遊した.旅に備えていくつか四国関連の知識を深めたので,簡単に読書メモを残す.以下すべて青空文庫から.
- 紀貫之『土佐日記』
載っている和歌の多くはなんだか趣味が悪いと感じた.「いとをかしかし.」に女子学生と共通するセンスを感じた.
- 種田山頭火『四国遍路日記』
日を追うごとに変わっていく文体に,遍路の厳しさを思う.
- 正岡子規『歌よみに与ふる書』
万葉集でも大伴家持や柿本人麻呂は技巧を弄するところがあるとは思うけれど.
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