Friday, October 4, 2013

国際経済学II, 第2回

講義内容:
  • 一次関数の基本
    • 一次関数は思いの外強力である.
    • 現実をありのままに見るのではなく,大事な部分だけを大胆に抽象化して考えよう.抽象化した数学的な関係を,経済学ではモデルと呼ぶ.
    • モデルを作れば,新しく人口5000人の町ができたらどうなるか?といったシミュレーションすらも可能になる.こうした思考実験は現実経済を理解する上でとても役に立つ.
    • 今回は例題を解いてもらった.話を聞いたり文章を読んだりするだけでなく,手を動かしアウトプットすることは大切.「練習」なので,現時点でできなくてもまったく問題ない.
    • 経済学では記号を使った表現を多用する.記号を使ったほうが便利で理解しやすいからだ.慣れるまで辛抱してほしい.
  • 時系列データ
    • マクロ経済学はミクロ経済学以上に「時間」の概念がポイントになる.
    • まずはトレンドに注目しよう.
  • 国際 + 金融
    • 国境をまたぐ取引では,異なる通貨のやりとりが不可避 → 外国為替の知識が必要.
  • 国際マクロ経済学の主要なデータを概観:
    • 金融収支 (financial account) は従来「資本収支」と呼ばれていたものに相当する(厳密には一致しない).勉強するときには言葉に注意が必要.
    • 「金融収支 < 0」 = 「お金の流出 > お金の流入」 = 「外国に“貸し”を作っている」
    • 為替レートは通貨の交換比率.パチスロの「メダル1枚 = 20円」や麻雀の「1000点 = 100円」と似ている.

次回:
  • レジュメ2の用意をお願いします.
  • 履修登録は慎重に.テストは激ムズと評判です。

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