講義内容:
- 部分均衡分析の基本
- 用語、グラフの読み方、シフト
- 分析道具を準備している段階である
- 残り
- 均衡、比較静学
- 需給モデルを使ってマクロな市場を眺める
- レジュメ3の用意を
その他:
- 最近のギリシャはどうなのか,という質問にうまく答えられなかったので,いくつかマクロ指標を集めてきた.データの出処はすべてEurostatである.
まず実質GDPの成長率.
青がギリシャ, 緑がEU27カ国, 茶色が日本である.EUと日本は概ね同じような成長経路をたどっていることが見て取れるが,一方でギリシャは2009年以降とてつもないマイナス成長が続いている.最近は少し下げ幅が落ち着いてきたように見える(ただし2013年の値は実績でなく予測).
次に失業率.
ギリシャ(青線)の雇用情勢はどんどん悪化しているようである.働く意思と準備があっても,4人に1人は仕事が無いという状況である.想像を絶する世界である.
そしてインフレ率(前年同月比).
ギリシャはEU全体とくらべて低インフレが続いている.特に今年に入ってからはインフレ率がマイナス,つまりデフレーションへと突入している.
EUでは金利がもりもり低下しているところであるが,それでもなおギリシャにとっては高すぎる水準なのかもしれない.
最後に経常収支.
2008年頃を境にしてギリシャは慢性的な経常赤字から経常黒字へと急速に向かっている.この裏側では,ギリシャから国外へ資本の流出,平たく言えば外国からやってきていた資金が急速に逃げていくような事態が生じている.
直近ではEUの株式市場は回復に向かっている.とはいえギリシャに限って言えばまだまだ予断を許さない状況であるだろう(もっと言えば10年単位でまだまだ苦境が続くかもしれない).
次に失業率.
ギリシャ(青線)の雇用情勢はどんどん悪化しているようである.働く意思と準備があっても,4人に1人は仕事が無いという状況である.想像を絶する世界である.
そしてインフレ率(前年同月比).
ギリシャはEU全体とくらべて低インフレが続いている.特に今年に入ってからはインフレ率がマイナス,つまりデフレーションへと突入している.
EUでは金利がもりもり低下しているところであるが,それでもなおギリシャにとっては高すぎる水準なのかもしれない.
最後に経常収支.
経常収支(対GDP比). ギリシャ(青), EU27カ国(緑), 日本(黄). |
直近ではEUの株式市場は回復に向かっている.とはいえギリシャに限って言えばまだまだ予断を許さない状況であるだろう(もっと言えば10年単位でまだまだ苦境が続くかもしれない).
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