Wednesday, November 19, 2014

経済政策II, 第8回, 2014


講義内容
  • 総需要・総供給分析
    • インフレにも2種類ある.総需要によるもの(ディマンド・プル)と総供給によるもの(コスト・プッシュ).
    • 曲線の形状によって,効果の大きさが変わってくる.
      • 現代でも,総供給を動かす方に力点を置くか総需要を動かす方に集中するかを対立軸にして激論が交わされることがある.
      • こうした対立を理解しておくと,政治の流れを掴めるかもしれない.
    • 横軸が名目GDPではなく実質GDPなのは,実質が数量的な変数だからである. 「年収300万円」(名目)ではなく,「自動車3台分の年収」 (実質),というイメージ.実質と名目の区別はこの講義では何度も出てくる重要事項.
次回
  • 中間試験を予定.少なくとも欠席しないように.欠席している友人がいれば一声かけよう.
  • 出席できない事情があれば試験実施前に相談を.
コメントより
  • 「非弾力的な曲線を動かさないといけない」「どんなに曲線を動かしてもただデフレになるだけな場合がわかった」
    • 講義中に弾力性という専門用語を使うのは避けていましたが,よくご存じで.
    • 我々は曲線そのものを現実に観察することができません.そのため結局現実はどうなっているのかについては,学者の間でも見解の相違があります.
  • 「インフレ・デフレがわかった」
    • このモデルを頭に入れておくだけで様々な議論を整理することができるようになるでしょう.ただ,総需要や総供給がどこから出てきたのかをマスターするまでにはけっこう長い道のりを越えねばなりません.
  • 「来週までに復習しようと思った」
    • ぜひぜひ.
  • 「GDP,財政政策,金融政策,成長戦略,鼻」
    • 芥川?

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