Saturday, November 8, 2014

国際経済学II, 第6回, 2014

今までで一番力を入れてきた論文の採択が決定した.学究的な活動はややもすれば孤独なものになってしまうが,共著者や査読者はもちろんのこと,様々な人に様々な形でサポートしてもらってはじめて論文は形になるのだと改めて感じる.苦戦の末とても美しい論文に仕上がったと思う.ぜひ読んで引用を.

講義内容
  • 国際収支統計
    • 恒等関係が成り立つのは,一つの取引をダブルで記帳しているから.
    • 金融収支は,貸し借りの国際的な流れを押さえるうえで有益な情報を提供してくれる.
    • 中東に対する経常赤字がすさまじいですねぇ.
  • レジュメに何カ所か誤植があったので,訂正:
    • p. 5. 下から2段落目: 「政府は解きに」 →  「政府は時に」
    • p. 8. 表2の真下: 「誤差脱漏(41,217)」 → 「誤差脱漏(-41,217)」
次週
  • 期末試験は再来週21日を予定.練習問題は余力があれば作成予定.
  • 次回はレジュメ4に入る予定.外国為替をめぐる基礎知識を学ぶ.

コメントより
  • 「株式はお金扱いになるんですか?」
    • お金と同じく金融資産の一つではありますが,狭い意味でのお金(現金や預金)ではありません.株式には現金のようなお金と違って,残余財産分配請求権や利益配当請求権といった権利が付いています.
    • 国際収支統計では, お金(現金や預金)は株式ではなく債券の仲間扱いされています.
  • 「海外の株も買えるとは知らなかった」
    • 今週は買っていたほうがよかったですね.ただ,為替リスクも理解してから投資したほうがよいでしょう.
  • 「難しい」(他多数)
    • 簿記や統計データが苦手で,あまり説明が良くなかった気もしています.
  • 「理解できないほどではない」「説明を聞けばわかった」
    • 覚えてしまえば単純ですが,なかなか自分のモノにするまでには時間がかかるかもしれません.
  • 「簿記をしているみたいな感じ」
    • 簿記みたいなものです.しかし悲しいことに簿記と違って即戦力にはなりません.

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