Wednesday, April 30, 2014

経済政策I, 第4回, 2014

講義内容:
  • 支配戦略の概念
    • 場合分けを丹念に行うくせをつけよう.ありえる可能性を一つ一つ検討するのは,時間がかかるが大切な作業である.
    • 囚人のジレンマは(支配戦略)均衡の一例.
  • 被支配戦略の繰り返し消去
    • 選択肢がたくさんあっても,中には無視してよいものがあるかもしれない.合理的なプレイヤーは,どう転んでも他にもっといいやり方があるような選択を行うことはない.そうした選択肢は無視しよう.
    • 来週からは,被支配戦略を消去していくだけでは解くことができないゲームを解くための概念を学ぶ.
次回:
  • ナッシュ均衡とその応用.
  • 講義は7日からスタートします.学年暦をチェックしてスケジュール管理しておきましょう.では,よい連休を.
コメントより:
  • 「囚人のジレンマがだんだんわかってきた」「だいぶおもしろさがわかってきた」
    • 時間はかかりますが,わかってくると楽しいですね.このあたりを掴めれば講義の7割ぐらいはクリアしたも同然です.
  • 「非対称ゲームのほうが難しくておもしろい」「難しいけど学びがいがある」
    • パズルゲームのように,選択肢をズバッと消したときに,新たな視野が開ける瞬間がありますね.
  • 「財政赤字やばい」
    • 初回講義でも話が出ましたが,政治がうまくいっているかどうかを我々自身でチェックすることが大切だと思います.ただ,行きすぎて分別なく政府を攻撃するようになってしまうのも困りものですが.

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