本ブログでは講義のおさらいや補足を行っている.オープンにしても恥ずかしくない内容を教えるという意味もある.
本講義に関するエントリーにはtradeとlectureというラベルをつけておく.必要に応じて活用していただければ幸いである.
講義内容:
コメントより:
本講義に関するエントリーにはtradeとlectureというラベルをつけておく.必要に応じて活用していただければ幸いである.
講義内容:
- 講義の概要:
- 標準的な貿易理論(とミクロ経済学)を学ぶ
- 昨年度の反省を活かし,生産可能性フロンティアや特殊要素モデルをじっくり教えるのは断念.モデル云々以前に,より根本的な基礎教養をたたき込む必要がありそう.
- ディープな勉強をする機会を提供する
- 単位がほしいだけなら履修取消をお勧めする.
- 時間をかけて取り組む価値ある講義を提供する.
- 救済措置なし
- 「卒業がかかってるんですー」などと来ても取り合わない.
- 疾病や障害など,特別な事情があれば遠慮なく申し出てほしい.
- オフィスアワーは金曜1限
- 勉強の仕方
- まずはレジュメを熟読することから.自分の言葉で説明できるよう咀嚼すること.
- ミクロ経済学やマクロ経済学の講義も受講することをお勧めする.高度な数学は必要ないが,苦手な人にはキツイかも.
- レジュメの準備
- 3回目以降のレジュメは各自プリントアウトなりなんなりして用意するように.私が印刷するのは本日配布した分のみ.
- パスワードを聞き逃した人は私か誰かに聞くように.パスワードはネット上(LINE含む)で公にしないように.
- グローバル化と賃金
- 何者にも代えられない存在になろう.そのヒントは大学のどこかにあるはずだ.
- 分業や特化を通じて,誰にでも社会に建設的に貢献できることを国際経済学は教えてくれる.
コメントより:
- 本ブログでは,ありがたくも出席カードにいただいたコメントに対して,すべてではありませんが返答をします.コメントによっては講義中に取り上げることもあります.ご了承ください.
- やる気十分,というコメントを多数頂きました.ありがとうございます.しかしご期待には添えないと思います…
- 「就職できないと意味がないのでは」
- ご指摘の通り大学を出ただけで将来の成功が確実になるわけではありません.有利な状況を活かせずうまくいかない人は確かにいます.その場合,大学で時間を費やすことは過剰な投資となるかもしれません.就活も手抜かりなくがんばりましょう.よいコメントありがとうございます.
- 私は学問を追究すること対してお金には代えられない価値を感じています.講義ではお金の話を中心にしましたが,それに囚われないようにしてください.
- みなさん自身の手で,大卒の人がもっと活躍できるような沖縄に変えていってほしいとも思っています.
- 「専門学校で何か学んだ人が必要とされるのか」「在学中に手に職を付けると就活で有利になるのでは」
- 学校で学ぶ専門的な知見や技術も大切ですが,就職後に実際働きながら学ぶ知識も大切です.大学時代何かにトライすることで,そうした現場の知識を消化吸収する能力を高めることもできるかもしれません.トライするべきものは,専門学校で学ぶものに限らないと思います.
- 「学費のロスをちゃんとカウントするとどうなるか」
- 実際のところ費用便益をちゃんと計算するのは簡単ではありません(本気でやったら立派な論文になってしまいます).
- レジュメで利用したデータを用い,年率5%ずつ割り引いて18歳時点で65歳までの所得の現在価値をざっくり試算すると,高卒で7996万円,大卒で8485万円となります.学費は400万円以下ですので,バイト代をゼロとしてもなんとか回収できるようです.4%で割り引くと,高卒で9614万円,大卒で10510万円と,900万円程度の差が付きます.
- 講義中にこっそり言及しましたが,2つのサンプルを直接比較することは適切ではありませんので,あくまでも参考程度にしてください.そもそも全国のデータですし産業によっても多種多様ですし将来のことは不確実ですし標本選択バイアスもありますので,みなさん自身のケースにそのまま当てはめることはできません.
- 「警察官の場合学歴がどう有利に働くか?」
- わかりません.警察官の仕事では学歴とそれに伴う能力をどう活かすことができそうでしょうか?
- 「マクロと財政学,後期の国際経済学IIを取るにはどちらがいいの?」
- どちらも私の担当科目ではないのでわかりません.(シラバスでは,財政学はミクロの話題が中心になるように見えます.) どちらを履修するのであれ,関心を持って丁寧に勉強しておくと,国際経済学IIも理解しやすくなると思います.
- むしろ私の経済政策IIが国際経済学IIと最も補完的かもしれません.
- 後期の講義で必要とされる予備知識はそれほど多くはありません.
- 「テストはどんな?」
- 来週より詳しくアナウンスします.受講者数が多すぎるので,機械的に採点できる問題の比重を前年度より高めるかもしれません.
- ちなみに講義終了時の授業評価アンケートで受講者が試験勉強に費やした時間を伺っていますが,平均4時間程度のようです.とてつもなく負担が大きいかというと必ずしもそうではないと思います.
- 「講義資料の準備が必要なときは事前に言ってくれ」
- なるべくそのようにいたします.
- 「とても難しそう」
- 難しいですよ.
- 「気が引き締まりました」
- その気持ちをしばらく忘れずにいてください.
- 「先生の批判的精神を学びたい」
- いろんな本を紐解けば,私よりももっと鋭い批判に多く巡り会うことができると思います.批判や問いは学問の根幹ですね.
- 「いつからそんな…?」
- 大学生の頃にはもう少しサイケデリックな時期もありました.
- 春休み中ひげを伸ばしていれば佐○河内ができたのに手遅れでした.
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