今年度もよろしくお願いします.沖縄はいよいよ夏ですね.
本blogでは講義内容のおさらい,補足,アナウンスなどを行う.blogまでチェックしないと単位が取れないということはないので,いちいち見ていなくても問題はない. 本講義に関するエントリーにはmicropolicyとlectureというラベルをつけておく.必要に応じて活用していただければ幸いである.
講義内容
このblogでは出席カードにいただいたコメントに,すべてではありませんが,返信しています.ご了解下さい.
コメントより
本blogでは講義内容のおさらい,補足,アナウンスなどを行う.blogまでチェックしないと単位が取れないということはないので,いちいち見ていなくても問題はない. 本講義に関するエントリーにはmicropolicyとlectureというラベルをつけておく.必要に応じて活用していただければ幸いである.
講義内容
- 概要説明
- 教室変更のアナウンスがあるかどうか随時確認を.
- なぜ経済政策?
- 問題意識を広く持とう.意識を持つだけでなく,問題解決に貢献できるようになろう.
- 自由と経済政策
- 個人の自由を尊重することが社会にとってよい帰結をもたらすときと,そうでないときがある.
- 時間の都合上詳しい話はしていないが,気になる人はレジュメやミクロの教科書を参照あれ.
- 自由を最大限尊重し政府の介入を忌避する制度もあれば,自由の負の側面を深刻に捉え積極的に政府が介入する制度もある.どちらの制度が正しいと容易に結論づけられるものではなく,複眼的に検討することが大切だと思う.
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コメントより
- 「政府が介入すれば安心でき信頼できるとイメージしていた.が裏目に出て失敗する事もあると聞き驚いた」 「知識のある人がない人を騙すような政治が横行していると以前から感じていた.」
- 政府は万能でも善良でもありません.健全な批判精神を養いましょう.
- 騙されないためには深く勉強する必要がありますね.たとえば読書猿Classic: between / beyond readers「問い:何故学ぶのか? → 答え:自由になるため」.
- 「政府の介入にも限度があり,見極めが大事.安倍政権に文句ばかり言っていたけど,政策をすべて成功させるのはいかに難しいか学んだ.」
- 銀の弾丸(silver bullet)は存在しない,という言い回しがありますが,世の中スッキリ解決できるような易しい問題ばかりではありませんね.でも,批判すべきところはしてもよいのでは.
- 「個人の自由は社会にとってよいのか悪いのか,犯罪は本当に悪いのか.昔いろいろ考えたことがあった」「ほどよい自由がよいなと思う」
- 思想・哲学の授業ではないのであまり深入りしませんが大切なテーマだと思います.法哲学やミクロ経済学で膨大な研究の積み重ねがありますので,自分の頭でぼんやり考えるだけでなく,いくつか本を手にとってみてはいかがでしょうか.
- 「中国やマレーシアあたりはどうなんだろうと気になった」
- 言及し忘れましたが,マハティール・ビン・モハマド(マレーシア)や最近亡くなったリー・クアンユー(シンガポール)など,東アジアは開発独裁と呼ばれるタイプの独裁体制が敷かれていました.次回補足します.
- 「いろんな主義があるから国同士の対立が収まらないんだな」
- 専門外ですが,基本的な価値観を共有することが安全保障上大切だそうですね.たとえば細谷雄一(2012)『国際秩序: 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』中央公論新社.
- 冷戦のような対立は世界史上ではまれのような気もしますが,21世紀の行く末を考える上で頭に入れておきたい論点ですね.
- 「勉強すればするほど高い地位を築くことが必ずしもできるわけではないが,生きる上で就職する上で必ず自分の糧になると思っている」
- すばらしい! まさに一橋大学経済学部が編集した入門書『教養としての経済学: 生き抜く力を培うために』では,「かならず自分の糧となる!」がオビに書いてあります.私もそう願います.
- 「興味を持った」「意外と知らないことがたくさんある」「がんばりたい」「とてもおもしろい」「半年間よろしく」「社会の仕組みについて理解できるようになりたい」「たくさん本を読んで勉強したい」
- よろしくお願いします.がんばりましょう.
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